REPLACE関数とSUBSTITUTE関数は、どちらも文字列の指定した文字を別の文字に置換する関数ですが文字の検索方法に違いがあります。
Excelでは、`REPLACE` 関数と `SUBSTITUTE` 関数の2つの異なる関数があります。以下にそれぞれの関数の特徴と使い方について説明します。
1. REPLACE関数:
- REPLACE関数は、指定した位置から指定した文字数分の文字列を別の文字列で置き換えます。
- REPLACE関数の構文は以下の通りです:`REPLACE(元の文字列, 開始位置, 置換する文字数, 置換する文字列)`
- 元の文字列:置換を行いたい元の文字列を指定します。
- 開始位置:置換を開始する位置を指定します。1から始まるインデックスです。
- 置換する文字数:置換する文字数を指定します。指定した文字数の分だけ置換されます。
- 置換する文字列:置換する文字列を指定します。
- たとえば、`=REPLACE("Hello, world!", 8, 5, "universe")` の場合、8番目の文字から5文字分を "universe" に置き換えます。
2. SUBSTITUTE関数:
- SUBSTITUTE関数は、指定した文字列内の最初の出現箇所のみを別の文字列で置き換えます。
- SUBSTITUTE関数の構文は以下の通りです:`SUBSTITUTE(元の文字列, 検索する文字列, 置換する文字列, [置換する回数])`
- 元の文字列:置換を行いたい元の文字列を指定します。
- 検索する文字列:置換対象の文字列を指定します。
- 置換する文字列:置換する文字列を指定します。
- 置換する回数(オプション):置換する回数を指定します。省略するとすべての出現箇所が置換されます。
- たとえば、`=SUBSTITUTE("Hello, world!", "o", "a", 1)` の場合、最初に現れる "o" のみが "a" に置き換えられます。
注意点として、`REPLACE` 関数は位置と文字数を指定して置換を行うのに対し、`SUBSTITUTE` 関数は最初の出現箇所のみを置換します。
このように、Excelの `REPLACE` 関数と `SUBSTITUTE` 関数は似ていますが、異なる目的と使い方を持っています。使いたい置換の方法に合わせて適切な関数を選択してください。